エターナル・サンシャイン


エターナル・サンシャイン





動画の評価



切ない、泣ける恋愛映画     ☆☆☆☆☆☆

ロマンティック         ☆☆☆☆☆

奇想天外、ユニーク      ☆☆☆☆☆☆☆

おすすめ度          ☆☆☆☆☆☆☆


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動画の感想、レビュー、あらすじ



恋人とけんかをしたとき、恋愛が終わりを迎えたときって、つらいですね。

「むしろ出会わなければよかったのに・・・」と、こう思った経験はありますか?

私は、あるかも(苦笑)

この映画は、けんかの末に破局を迎えたカップルが、お互いについての記憶を消してしまうという物語です。

ある科学博士が記憶を消す脳内手術を発明し、それをビジネスにしているのでした。


この設定が面白くて、グングン物語に引き込まれます。

主役のカップルを演じるのは、ジム・キャリーとケイト・ウィンスレット。

ジム・キャリーはいつものコメディから離れて、ちょっとシリアスな役どころ。
主人公のジョエルは真面目な堅物のサラリーマンなのですが、意外にしっくり似合っています。

ケイト・ウィンスレットは羽目を外すのが好きそうな、活発な女の子、クレメンタイン役。


ジョエルは恋人クレメンタインとけんかをした後、彼女が彼についての記憶を消してしまったことを知り、大ショックを受けます。

傷つき、怒った彼は、自分もクレメンタインのついての記憶を消してしまおうと、博士に手術を依頼します。

そんなわけで、ジョエルが眠っている間に、脳内手術が行われるのですが、手術中に、記憶の中で彼は覚醒しているのですね。

クレメンタインとの過去を消す前に、ジョエルはその記憶をあらためて思い出すことになります。


そこで思い出されるのは、彼女と過ごした楽しかった時間。

中でも、凍った川の上に二人で寝そべるシーンがロマンティックでした。


「今すぐに死んでもいい。今まで生きてきて今がいちばん幸せだ」


そのシーンでジョエルがクレメンタインに言うセリフに、胸がじんとしました。


ジョエルはその記憶を思い出し、

「この記憶だけは消して欲しくない。もう手術を中止してくれ」と博士に訴えますが、現実の彼は眠ったままなので、博士には彼の思いは届きません。

博士はどんどん彼の記憶を消していってしまいます。

そこでジョエルはクレメンタインを連れて、自分の脳内の中を逃げ回ります。
その映像がなんだか夢を見ているような、シュールな感じで、怖いようでもあり、面白くもありました。

でも記憶の中の二人は逃げ切れずに、博士に抹消されてしまいます。

二人が幸せだった過去、美しい思い出が消されていってしまうのは、とても悲しい・・・


最後に彼らは「また会おう」という約束をして、別れます。


そして全てを忘れてジョエルは翌朝目を覚ますのでした…


お互いのことを忘れてしまった彼らが、再び不思議な運命の糸に手繰り寄せられて、想い出の浜辺で再会することになるのは感動的でした。


恋愛のすばらしさは二人で共有した時間、経験、そのものにある。
たとえ最後には破局を迎えてしまったとしても・・・

ジョエルとクレメンタインには、また一から素敵な想い出を作っていってほしいです。


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