ブロークバック・マウンテン


ブロークバック・マウンテン




動画の評価


切ない恋愛      ☆☆☆☆☆

美しい景色      ☆☆☆☆

人生のドラマ     ☆☆☆☆

おすすめ度      ☆☆☆☆☆



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動画の感想、レビュー、あらすじ



男性同士の純愛を描いた映画。

切ない、切ない物語です。

1960年~70年代のお話。
その当時はアメリカでもまだまだ同性愛は社会的に認知されていなかったようですね。

アメリカの田舎って”マッチョ”文化が強いのかな?と思います。
男は男らしくあるべきだ!というような。

だからもし同性愛が周囲にばれたら、大変なことになるのですね・・・


主人公の二人の若者、イニスとジャックはカウボーイ。
ブロークバック・マウンテンという山で、夏の間に羊の放牧をする仕事を一緒にすることになります。

それが運命的な出会いでした。

山の風景がとにかく素晴らしいです。
雄大で美しいけれど、厳しい自然の中で、協力して仕事をするうちに、初めはぎこちなかった二人は打ち解けて仲良くなる。

彼らは生い立ちを語り合い、信頼関係を築いていきます。

そして二人の友情は、彼ら自身も気がつかないうちに、友情を超えたものへと変わっていく…

この流れがとても自然に丁寧に描かれていました。

二人きりで山にいるときの彼らは本当に伸び伸びとしていて幸せそう。

でも夏が終わり、山の仕事が終わったら、二人は社会に戻らなければいけない。

同性愛は認められないので、彼らは別れ別れになります・・・


その後20年間に渡って彼らの関係が描かれます。

それぞれ結婚して家庭を持つのだけれど、お互いのことが忘れられない。
偽りの生活を送っているような違和感、孤独感がひしひしと伝わってきます。

年に数回だけ、山へ二人でキャンプに行くときだけが、一緒にいられる時間。

深く愛する人がいながら、共に人生を歩めないというのは悲劇ですね・・・。

「時々お前のことが恋しくて、耐えられなくなることがある。いつも時間が足りない」


最後の二人の会話には胸を締めつけられます。


この映画での二人は決して幸せそうにはみえません。
社会のはみ出し者としての辛さ。

では出会わなければよかったのか。
でもこれほど誰かを深く愛することができるのは、やはり幸せなことだと思います。
同性愛であるかどうかは関係なく、人と人として。


イニスはジャックを、心の中にずっと抱えて生きていく。
ラストシーンでの彼の表情は、誰よりも孤独で、誰よりも幸せそうに見えました。


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