ギルバート・グレイプ


ジョニー・デップ主演。


ギルバート・グレイプ



動画の評価

 
感動ドラマ       ☆☆☆☆☆

青春映画       ☆☆☆☆☆☆

泣ける        ☆☆☆☆

おすすめ度     ☆☆☆☆☆☆



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動画の感想、あらすじ、レビュー


青春映画、というと真っ先に頭に浮かんでしまうのがこの映画。
最初に観たのはかれこれ10年以上前だと思いますが、何度か見直して、その度に感動します。

舞台となっているのはアメリカの田舎町。
広大なアメリカの国土には、こういう何の変哲もない、小さな田舎町がたくさん散らばっているのだろうなあ。

その町で青春期を送る青年、ギルバート・グレイプが主人公です。
演じるのはジョニー・デップ。

ジョニー・デップという人は、淡々と静かに役に入り込んでいくかのような、不思議な存在感がありますね。

ギルバートは生まれてから町を出たことがありません。
というのも、彼には問題を抱えた家族がいて、その面倒を見なければいけないからです。

まず、お父さんはずっと昔に自殺してしまっています。
そしてそのショックから、過食症になり、巨大な体となってしまったお母さん。
彼女は家から一歩も出ることなく、引きこもりの生活を送っています。

そして弟のアーニーは知的障害を抱えています。
アーニーを演じるのはレオナルド・ディカプリオ。
純真な心を持った少年を好演しています。
この人はこの頃の方が今よりもずっと演技がうまいような気がしますね・・・

母と弟の面倒をみるために、ギルバートは町の小さな食料雑貨店の店員として働いています。

忙しくて、女の子とデートする暇もありません。

家族のことはもちろん愛しているけれど、未来に希望の持てない今の暮らしに、窒息しそうな気分を抱えています。

そんなときにギルバートは、町から町へトレーラーに乗って旅をしているという、自由な女性・ベッキーと出会います。

ベッキー役のジュリエット・ルイスがとても素敵。
自由で、気取りがなくて、自然体で、何にでも心を開いている女性です。

彼女のセリフで、
「私は見かけの美しさになんて興味はないの。長続きしないんだもの。本当に大事なのは何をするかだわ」
というシーンがあるのですが、その言葉が印象に残っています。

ベッキーと出会ったことで、ギルバートは、自分自身の生活を見つめなおし、自分が何をしたいのか、初めて考えることになります。

家族の世話に追われるばかりで、自分自身のことは考える機会がなかった彼を、1人の女の子との出会いが変えていく。

青春期の恋愛って、相手を通して新しい世界に心を開くことなんですよね。
ギルバートがベッキーを見つめるときの、憧れをこめた眩しそうな目が心に響きました。

ある事件が起きて、大切にしていた家族との別れがやってくる。
それは彼にとってすごく痛みを伴う出来事なのですが、新しい道が彼の前に開けることになります。

「僕達は望むところへどこへでも行けるんだ」

ギルバートのこの言葉とともに、どこまでも道の続いていくラストが秀逸です。


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